子供だって色々大変なのだ!

子供だって色々大変なのだ!

うちの家族はアパート暮らしだ。
4歳と3歳の子どもたちは、「アパートだから」というだけの理由で「出来ないこと」が多い。
例えば朝早くから騒いではいけない。早い時間から走り回ったり、叫ぶのも禁止。特に土日祝日。
笛を吹いたり、幼稚園から持ち帰った鍵盤ハーモニカなどを吹く時は朝早くや夜は避けなければいけない。
庭がないのでストレスも溜まる。
自分たちだけの家ではないので玄関先、駐車場も周りの人の迷惑にならないよう言って
聞かせ続けなければならない。

 

当然狭いアパートでストレスは溜まる一方。
しかし、そんなうちの子供たちにも大好きな自由な時間がある。
基本的には日中は皆、仕事で出かけるため、
アパートに残っている人たちは小さい子供のいる家族や専業主婦ということになる。
それもあって明るいうちはアパートの部屋の中を走り回ったり、
すこしくらいなら電子ピアノをひかせたりしている。
だが、それよりも楽しみ時間が子供たちにはある。

 

それは午前中に、わたしがよくかける掃除機の時間だ。
二人して大人しくお絵かきなどで遊んでいても、わたしが掃除機を出してくると気付く。
あ、そろそろ時間だ。良いんだ、と。
わたしがそれのスイッチを押して、掃除機がうなり始めると、二人はその間だけおおきな声で、
叫びながら歌を歌い始める。時には走り回りながら大声で合唱なのだ。

 

決して子供たちは逃さない。掃除機の爆音で自分たちの声がかき消される楽しさを。
それに紛れ込ませれば大きな声を出してもママに怒られないんだ、と。
そして掃除機が終わるとやり切った感を携えて二人はおのおのお絵かきに戻っていくのだ。
達成感と満足感という汗を額に光らせて。

なかなか子供も、楽じゃないのだ!